冬の健康管理に必要な三要素
こんにちは。エミシアの伊藤です。11月に入り本当に寒い日が続きますね。
なので今日は冬の健康管理についてお話ししようとおもいます。
冬の健康管理に必要な三要素
冬に限ったことではありませんが、目前の健康を考えるとき、必要な要素は次の3点にまとめられます。
- 1.感染症の予防
- 2.環境の調整
- 3.食事と運動
それぞれ、言われてみれば「ああ、そうだよね……」と思えることばかりですよね。
とくに、気候として「低温、乾燥」に傾く冬期は、ウイルス性の風邪様疾患が増え、体調を崩しがちです。
寒さを緩和するための暖房の稼働や衣類の調整。体温を維持するために消費カロリーが増す生理的事情。年末年始などのイベントで増加する飲食の機会なども、健康を整えるうえではネックになりやすいといえるでしょう。
逆に言えば、この3点に絞ってポイントを押さえれば、健やかな状態に近づけることでしょう。
感染症の予防
ウイルスの大きさ(およそ0.1μmほど)からすれば、咳やクシャミによる飛沫感染を完全に防御できるわけではありませんが、「マスク」を着用することで、飛沫の唾などは止めることができます。
すでにインフルエンザウイルスなどに感染しながら、人ごみに紛れている人もいます。そういった人と不用意に触れ合ってしまった際のリスク軽減、また咽喉や鼻の粘膜を乾燥させにくくする意味でも「マスク」着用は有効と言えるでしょう。
また、こまめな「手洗い」を行うことは手から環境中のウイルスを拾い、鼻や咽喉に運ぶことを防ぐうえで役立ちますが、複数の家族で暮らす家庭ではタオルの共用をこの時期は止めておきましょう。手のひらや顔、口といった部分が触れるもの全般に、注意をしておきたいところです。
余談ですが、出先の公衆トイレ等では、手洗い後の「ジェットタオル」の使用は控えたほうが無難です。他の人の手洗い後の水がエアロゾル化したものを吸い込んでしまわないよう、できるだけ「マスク」を着用してトイレを使用するようにすることをお勧めします。
環境の調整
健康的な生活を送るうえで、住まい内に程よい暖房、加湿を施すことは大切なポイントです。
インフルエンザウイルスは、気温が低く乾燥した環境においては、身体の外に排出されても長い間感染力を持ち続けてしまう性質がありますが、湿度が50%あれば、約10時間ほどで死滅してしまうと言われています。
そこで、部屋の中の気温は20度前後、湿度は50〜60%を目安に保温加湿をするようにしましょう。過度に温めてものぼせてしまいますし、カビやダニの繁殖リスクが高まりますので加減が大事です。気温、湿度は体感にのみ頼るのではなく、生活スペースの数カ所に温湿度計を設置して、モニターしながら整えるようにします。
ただ、その際には、居間や寝室のみならず、浴室、洗面脱衣、トイレ、キッチンなどでもぜひ温度、湿度を測るようにしてください。想像以上の気温差に驚かれると思いますよ。