要支援の方こそ予防しよう!認知症!睡眠不足が認知症を引き起こす?!
ご高齢者に多い「質の悪い睡眠」とは?
厚生労働省から、睡眠により十分に休養が取れていない人の割合は、40代が最も多く、60代以上はどの年代よりも低くなると発表されています。(図1)
しかし、30代~50代の働き盛りの世代と比較をすると、十分な睡眠が取れているように見えるご高齢者ですが、実は睡眠にも加齢による変化があります。
加齢による睡眠の変化
例えば…
いわゆるこのような睡眠は、「質の悪い睡眠」と呼ばれ、短い睡眠時間や不眠が続くと、肥満や高血圧やメタボリックシンドロームのリスクが高くなると言われています。
「質の悪い睡眠」が認知症のリスクを上げる?
睡眠不足では肥満やうつ病、生活習慣病などの病気の発症率を高めるだけでなく「アルツハイマー型認知症」の発症リスクにも関係してくると考えられています。
図2のように、アルツハイマー型認知症の患者様の脳には、「アミロイドβ」というたんぱく質が多く蓄積しており、脳の神経細胞が破壊されることによって認知症を発症します。
「アミロイドβ」とは、脳が活動した時に発生する老廃物の一種で、ノンレム睡眠(脳も身体も眠っている状態)の時に脳内から排出される性質を持っています。
つまり、質の悪い睡眠(睡眠不足や浅い眠り)でノンレム睡眠の時間が短いと、アミロイドβが徐々に脳に蓄積されてしまい、アルツハイマー型認知症のリスクが高まる可能性があるのです。
「質の悪い睡眠」から「質の良い睡眠」へ認知症を防ぐ睡眠づくり
認知機能の低下を防ぐために、良い睡眠に変えていかなくてはなりません。
そのためには、体の中の交感神経が優位になっている状態から副交感神経を優位にする必要があります。
副交感神経を優位にさせるにはいくつかの方法があります。
認知症のリスク軽減のためにも、現段階の睡眠の見直しが必要です。
エミシアでは特に⑥、⑦に特化して、身体機能の維持・向上だけでなく、利用者様の認知機能の低下を防ぐための施術も行っております。