円皮鍼
こんにちは
エミシア鍼灸接骨院の小桐です
鍼には色々な種類があります。
本日はその中でも“円皮鍼(えんぴしん)“についてお話しさせて頂きます。
円皮鍼とは?
直径1.5cm程度のシールの真ん中に細く短い鍼がついているものです。
通常の鍼は短くても数cmの長さですが、円皮鍼の鍼は短いものは0.3mm、長くても1.5mmと、とても短いです。
治療院では0.3mmの円皮鍼を使用しています。
テープには通気性の高い素材が使用されている為、蒸れたりかぶれたりする事が少なく
丸いテープの為剥がれにくくなっています。
鍼は樹脂でテープに固定されているので鍼の長さ以上は皮膚に入らないような構造になっています。
そして色も肌色の為、気にせず貼ったまま過ごす事が出来ます。
小学生からお年寄りまで幅広い年代で使用する事ができます。
通常の鍼と円皮鍼の違い
簡単にメリットとデメリットをお話し致します。
- 通常の鍼
メリット ・深い所に鍼が入る
・施術直後に効果が分かる
デメリット ・初めての方は恐怖心がでる
・刺している時は動く事が出来ない
- 円皮鍼
メリット ・持続的に筋肉やツボに刺激できる
・鍼が苦手な方や初めての方でも
抵抗がない
・鍼が短い為、貼ったまま動く事が
できる
デメリット ・皮膚の表面しか刺激がない為
即効性が通常の鍼よりない
他にもまだまだあります。
鍼は鍼でもそれぞれ良い所もあれば良くない事もありますが、患者様の身体に合わせて使用します。
円皮鍼を貼っている時の注意点
①入浴で身体を洗う、汗をかいてタオルなどで拭く
強くこすったりするとテープが取れてしまい、場合によってはその付いている鍼で自分自身の皮膚を傷つけてしまう時があります。
②テープの一部剥がれていてもそのままにしない
①の事が起こる可能性もありますが、もし知らないうちに取れてしまいますと他の人が気づかず踏んだりして鍼が刺さってしまいますと衛生的に問題がある為、一部分が剥がれている場合は取るようにして下さい。
③接触するスポーツをする時に貼っている箇所が
露出する場合、接触時にテープが剥がれてしまう可能性があります。
②の事が起こる可能性があるので行う場合は取るようにして下さい。
④取った円皮鍼はティッシュになどに包んで捨てて下さい
そのまま捨ててしまいますと、もしかしたら他の人に刺さる可能性がありますのでティッシュに包む、または紙に貼るなど他の人が刺さらないようにゴミに捨てて下さい。
最後に
今、ネットショッピングで簡単に円皮鍼を購入する事が出来ます。
簡単に購入でき、手軽に貼れる事が出来ますが鍼には変わりはありません。
治療での使用については医療従事者である医師または鍼灸師のみ許されています。
最近では鍼ではなくシールの真ん中に粒などがついている物もあります。
そのタイプは鍼灸師ではなくても一般の方でも使用する事が出来ます。
もし患者様ご自身で円皮鍼を購入された場合は自分自身で貼るのではなく気軽にスタッフに声をかけて下さい。
鍼灸師の資格を持っているスタッフが患者様の気になる所に貼らせて頂きます。
その他、円皮鍼が気になる方もぜひ気軽にスタッフに声をかけて下さい。